三思一言たてもの探訪Ⅱ(山城63) 2021年09月20日

大徳寺興臨院

◆れきし

 能登の守護畠山義総が、小渓紹怤を開祖として創建。昭和50年ころより本堂・唐門・表門の解体修理と、庫裡の新築が行われて、現在の寺観となりました。

◆見どころ

 檜皮葺きの表門・唐門・本堂は、室町時代の塔頭寺院の遺構として貴重(重要文化財)。唐門の波形の連子窓は優雅で、花頭窓から見る庭と本堂は一層の趣。

 方丈前庭は解体修理のさいに復元整備され、大石と松をあしらって理想的な蓬莱の世界を表現。

 方丈と庫裡は廊下でつながって一体となり、禅宗寺院らしい落ち着いた雰囲気に浸ることができます。