三思一言たてもの探訪Ⅱ(山城55) 2021年12月04日

重森三玲邸庭園

◆れきし

 吉田神社の社家・鈴鹿家より、昭和18年(1943)に庭園家・重森三玲が譲り受けたものです。本宅は享保頃、書院が寛政元年(1789)と伝わり、三玲はこれに茶席(無字庵・好刻庵)と庭を加えて、終の棲家としました。

◆見どころ

 書院前の庭園(昭和45年作)は4つの神仙の島々を配した枯山水庭園。伝統とモダンが融合した庭や茶室の意匠を目の当たりにして、三玲の才能や価値観が伝わる独特の空間に浸ることができます。